『NEW KOJIKI』作品解説
『NEW KOJIKI』 は電気神楽の処女作『Ikutani SAN(参)』に演劇的、物語的要素をさらに加えて2020年にリメイクする予定である。
”天岩戸隠れ”とそこに至る過程に焦点を当て、登場する破天荒な須佐之男命(すさのおのみこと)、その傍若ぶりに失意し、岩戸に籠る天照大神(あまてらすおおみかみ)、そして最後に天照大神を舞の力によって呼び戻す天宇受売命(あまのうずめのみこと)を創作の源泉とする。愛情、疑い、衝突、破壊、怒り、悲しみ、笑い、楽しみ、熱狂などの、物語の中で描かれる現代人とも共有する人間らしさは、自由を求める電気神楽の創造力を解放してくれると同時に、心のどこかを温めて、勇気づけてくれる物語である。
天宇受売命(あまのうずめのみこと)が岩戸の前で舞ったとき、天地は真っ暗闇であった。彼女は神楽の力でそれまでの深刻な暗闇を一変させ、一気に明るい笑いと降り注ぐ光に転じさせた。桶を踏み鳴らし、地から湧き上がる踊りと、天から降りる舞によって天地が一体になる瞬間が”神がかり”なのだと私たちは解釈する。そしてそのダイナミズムを求め続ける先に、私たちの志向する舞台があると確信する。
CONCEPT
”天岩戸隠れ”とそこに至る過程に焦点を当て、登場する破天荒な須佐之男命(すさのおのみこと)、その傍若ぶりに失意し、岩戸に籠る天照大神(あまてらすおおみかみ)、そして最後に天照大神を舞の力によって呼び戻す天宇受売命(あまのうずめのみこと)を創作の源泉とする。愛情、疑い、衝突、破壊、怒り、悲しみ、笑い、楽しみ、熱狂などの、物語の中で描かれる現代人とも共有する人間らしさは、自由を求める電気神楽の創造力を解放してくれると同時に、心のどこかを温めて、勇気づけてくれる物語である。
天宇受売命(あまのうずめのみこと)が岩戸の前で舞ったとき、天地は真っ暗闇であった。彼女は神楽の力でそれまでの深刻な暗闇を一変させ、一気に明るい笑いと降り注ぐ光に転じさせた。桶を踏み鳴らし、地から湧き上がる踊りと、天から降りる舞によって天地が一体になる瞬間が”神がかり”なのだと私たちは解釈する。そしてそのダイナミズムを求め続ける先に,私たちの志向する舞台があると確信する。
コンテンポラリーダンス、デジタルペインティング、ライブミュージックを駆使して、日本独自の神話を濃密に再解釈した作品を制作します。
観客動員数: 約400人
所要時間: 70分間
ARTISTS
Photos
Archive
2016年5月31日 Mock-up パフォーマンス 会場:Pipeline (ロンドン)
2016年6月18/19日 初演 会場:Theater Saal ZUKUNFT am Ostkreuz(ベルリン・フリードリヒシュハイン)
2016年6月27/28日 “48 Stunden Neukölln”フェスティバル参加
会場:スタジオNIKIBI 及びWerkstadt (ベルリン・ノイケルン)
2017年6月10日 “Stadtfest Beeskow”参加 会場:Marienkirche (ブランデンブルク州、ベースコウ)
2017年6月7日 会場:SPEKTRUM –art sience community(ベルリン ・ノイケルン)
2017年10月12日 アーティスト・イン・レジデンス参加公演
会場:BakelitMulti Art Center(ハンガリー,ブタペスト)
2018年6月9日 パフォーミング・アーツ・フェスティバル introducingカテゴリー参加
会場:Theaterdiscounter (ベルリン・ミッテ)
2018年8月9/10日 会場:野外劇場 Theaterhaus Berlin Mitte(ベルリン・ミッテ)
2018年7月4日 会場:芸術学校ATRIUM(ベルリン・ライニッケンドルフ)ライニッケンドルフ地区文化部助成
2018年11月20/21日 FMK2018-Fang Mae Khongダンスフェスティバル参加、(ラオス、ビエンチン)
2019年11月18日 サロン・RECESS参加 Jonah Bokaer Arts Foundation 主催(ブルックリン・ニューヨーク)
2020年5月30日 autoconcerto#2(ドイツ・デュッセルドルフ)/ EU・ジャパンフェスト日本委員会助成